私自身には何もない。私にできるのはモノを集めて構成することだけだ。


ポエムです。

「○○といえばsupheedさんと言われるような柱を作りましょう」というオファーをいただいた。
あれから何が自分の柱になりうるのかずーっと考えている。が、ない。

気がついたことがあった。僕自身はオリジナリティが極端に無い人間だ。漫画を描いても「アレっぽい」「まんまアレだよねこれ」と言われる。

とはいえ、この世の中で、ほとんど前例がない作品を作り上げることができる人などほとんどいない。どこかしら、自分の人生の中で影響を受けてきたものが反映されているはずだ。僕の場合はその過去の経験から自分の好きな要素を見つけて作品にする。「世にある要素を集めてきて構成して味付けをし直すことで作品を作り上げるのが僕の作家性だ」と思っていた。が、実は今もそれはあまり変わっていないことがここ数日考えを巡らせてわかってきた。

だがこれだけは確実に得意だと言えることがある。ある目的があって記事を書いてくださいという依頼を受けて、目標を達成するために「徹底的に必要な要素を絞り込む」「ターゲットを明確にして入れるべきものは入れる」ということに関しては、一定の成果を上げられたと思う。実際に先日担当させていただいたキャンペーンサイトでは、応募の目標数を達成したとのことだ。

技術文書を書く仕事は「100を1にする仕事」だと言われる。「100を100のまま書いた」のでは、読まれない。100の中から、情報を届けたいターゲットに対して、本来伝えたいことの中から1に絞り込む。そしてこの1の文章は、100を知るための入り口になる。

技術書を書くような人は非常に賢い。賢いがゆえに、自分のレベルで書いてしまうことが往々にしてある。「入門」を称して平易に書かれているように見えても、本当の初心者との間にギャップがあることも少なくない。そしてそのギャップを埋めるのが自分の得意とするところだと考えている。

つまり、テーマはある程度誰かに決めてもらう必要があるということがわかった。自分でテーマを決めてガリガリ書ける方ではない。テーマに対して的確なアウトプットを構成するのが自分の仕事であると感じた。

つまりテーマを考えてくれるパートナーが必要になってくるわけ。実際にはそれが出版社やWebメディアの編集者の人たちだったりするのだろうけど、そこのリレーションはまだ不十分だ。

ただ目的に対して的確なアウトプットをする能力を磨いていけば、それは仕事になるのではないか、と思った。
そう考えると今自分が身を置いている場所は本当に的確なのか?という悩みに苛まれる・・・。