第22回八子クラウド座談会「クラウドジャパン!日本のIaaS/PaaSの競演」


第22回八子クラウド座談会「クラウドジャパン!日本のIaaS/PaaSの競演」イベントレポートです。

まず最初に3行でまとめます。
1.八子さんが「re:inventにはじめて行って衝撃を受け」て、「この危機感溢れる環境の中で、日本のクラウド、どうする?」ということで企画した
2.最後のセッションで元AWS小島さんが苦労しつつもAWSを成功に導き「第1次クラウド戦役は終結した」と事実上の勝利宣言
3.パネルディスカッションで小島さんから「お前ら本当にやる気あるのかと思って見てた」といわれ日本のクラウドベンダーにとどめを刺す

たぶん小島さんが来てなかったらもっとマッタリ終わってたんじゃないでしょうか。小島さんによって「危機感じゃねーよお前らはもう負けてんだよここからどう巻き返すかとっとと考えろよ」というニュアンスの最後通告を突きつけられて非常に暗い雰囲気になってしまいました。

そんな小島さんからのセッションの終わりには「とりあえずこれからどうするべきか」が込められてましたが・・・。

順番が前後しましたが、ここから各社のセッションの紹介です。

IDCFクラウド今後の進み方

ソリューションアーキテクト部エバンジェリストグループ グループリーダー 片岡 美穂さん

業界におけるIDCFのポジショニングと今の取り組みについての紹介。

今後はデータビジネスに力を入れていきたいとのこと。

「さくらのクラウド」と「さくらのVPS」の今後について

さくらインターネット株式会社 エバンジェリスト 横田 真俊さん

既存事業と新事業の紹介

IoTプラットフォームの紹介

サービスアップデートを頻繁にやれるサイクルができてきたことの紹介

さくらインターネットはコンシューマ向けの売上比率が高い会社でもあり、さくらのVPSでは「はじめて触る本格サーバ」を目指しており、業界のイメージ改善にも寄与したいとのこと。

多様化するkintoneエコシステムとその未来

サイボウズ株式会社 システムコンサルティング本部 デベロッパーリーディング部 部長 後迫 孝さん

サイボウズは2回「売上横ばい」を経験しており、それを拡販施策や新規事業で乗り越えてきたとのこと。

日本のIaaSベンダーが世界には打ってでれていない中、PaaSのジャンルではマジッククワドラントに載るほどの健闘ぶりとのこと。

今後、世界で戦っていくためにどうしていくかという話で締めくくられました。

世界市場で戦うNTT Comのグローバルクラウドの今とこれから

NTTコミュニケーションズ株式会社 クラウドサービス部 クラウド・エバンジェリスト 林 雅之さん

大企業のクライアントを多く抱える通信事業者であるNTTコミュニケーションズは、「自社クラウドはホステッド・プライベートクラウドに注力」「CxO向けにビジネス上のクラウドの意義をプレゼンテーションし、クラウド化のハブとなる」「通信事業者として自社クラウドだけにこだわらず最適な組み合わせを提案できるようにしている」と、すでに他社とは一線を画した戦略で事業推進していることを説明。

GMOクラウドの課題と今後

GMOクラウド株式会社 企画開発部 石田 勝彦さん

複数のホスティング事業者が統合されてできた会社であることもあり、同じカテゴリーの中でも複数のサービスラインナップがあり、顧客からわかりづらいという状況に。

各サービスがバラバラになっている現状を打破すべく改善に取り組んでいるとのこと。

マイグレーション専門部隊を立ち上げ、お客様のサービス移行を支援する取り組みを紹介。

ニフティクラウド 現在と過去と未来

ニフティ株式会社 クラウドプラットフォーム部 課長 高野祥幸さん

VMwareを採用していることもあり、お客様の既存インフラからの移行案件が増えているとのこと。

加えてエンジニアリングパーツも強化。やはり一番使われているのはRDBとのこと。まぁ、そうですよね・・・。

「IIJ GIO」その活用系 現在 未来

株式会社インターネットイニシアティブ クラウド本部 エンタープライズソリューション1部 クラウドソリューション課 山本 岳洋さん

もともとSI事業も手がけており、IIJ GIOがVMwareベースであることから、基幹系システムの移行案件が増えているとのこと。

また自社クラウドのみに拘らずマルチクラウドも推進し、クラウドサービスのデリバリとシステムインテグレーションの組み合わせでサービスを提供していくとのこと。

Beyond The Clouds!

日本クラウドワーキンググループ 副会長 藤田 浩之氏

ここからクラウド事業者「でない人」のセッション。

米国と日本の業界構造の違いについて触れ、「日本のクラウド推進にはCIerの存在が不可欠」と説明。

顧客が本当に欲しいものは何かを考えていくことが大事であると。

[2016/12/18追記]
小島さんのスライド